リスクマネジメント活動の取り組みコンサルティング
リスクマネジメントは経営に必須の取り組み
リスクマネジメントは何か新しいことをする特別な活動では
ありません。経営者の役割は経営目標を必達することです。しかし、目標を達成する過程において様々な阻害要因が発生します。この阻害要因がリスクなのです。経営者はその阻害要因をあらかじめ想定し、対策の重要性を評価し、対策をしておくこと、もし目標達成を阻害する事象が起きてもその影響を最小に留めること、そして目標達成に向けてリカバリーすること、これら一連の取り組みがリスクマネジメントです。従ってリスクマネジメントは目標を達成する経営そのものということができます。
リスクマネジメントは全社で取り組む
リスクマネジメントを取り組むにあたり、リスクに応じた担当部門で取り組よりも、全社で取り組むことをお勧めします。各部門での取り組むことで責任の所在が曖昧になったり、対策の重複が生じたり、取り組み状況の把握ができなかったりするためです。全社で取り組むことででリスク対策の整合性がはかられ、経営者が状況を適切に把握することができ、目標達成に向けて適切な判断をすることができます。
リスクマネジメントのPDCA
リスクマネジメントはPDCAサイクルにより継続的に改善すべきものです。組織を取り巻く環境や組織内部の状況は時間と共に変化します。変化による影響もリスクとしてとらえ、適切に対応することでリスクマネジメントのレベルが向上します。
平日のゴルフ場はなぜ高級車が多いのか
平日のゴルフ場では中堅・中小企業オーナー社長の高級車を見かけます。社長がゴルフをしていても従業員がしっかり働く仕組み、リスクマネジメントができているからと言えます。この取り組みは中堅・中小企業の社長のみならず、大手企業の経営層や管理職層にも見習うべきところは多くあります。
リスク評価の流れをゴルフで考察
リスクマネジメントの第一歩はリスクを抽出し、評価し、重点化することです。これをゴルフで考察すると次の通りとなります。
1.スコアを崩す要因は?
組織の目標を達成するリスク(阻害要因)(機密情報の漏えいなど)を全て洗い出す
(スコアを崩す要因(OB,3パットなど)を全て洗い出すこと)
2.それはどのくらいの影響か?
リスクが影響する組織への影響度(機密情報の漏えいによりその対策や受注減により*億円の損害など)を評価する
(OBによって2打影響など)
3.1ラウンドに何回あるか?
リスクによる影響が生じる頻度(年1回、10年に1回など)を評価する
(OBを1ラウンドに3回など)
4.対策が(頭で)わかっているか?
リスク対策がどの程度ルール化されているか(十分な対策ルールがあり、文書化されているなど)を評価する
(OBを避けるために実施すべきことがほぼ頭でわかっているなど)
5.どのくらい実践できているか?
リスク対策のルールが組織内でどの程度徹底されているかを評価する
(OBを避けるために頭でわかっていることがほとんど実践できていないなど)
6.上記を総合的に評価して今取り組むべきことを決定する